まっちゃん
どうも、まっちゃんです。
今回は、消費税と増税について勉強していきます。
生活に直接影響を与える税なので、理解しておきましょう。
それでは始めましょう。
消費税・増税は財政再建のため
- 1947年にシャウプ税制(間接税から直接税に切り替え)を導入
- 間接税:全員平等にかかる税→貧しい人に厳しい税
主な間接税:消費税、酒税、たばこ税
- 直接税:所得や売り上げでかわる税→金持ちに厳しい税
主な直接税:所得税、法人税、相続税→累進課税(所得が高いほど税率が上がる)
※戦前は間接税が中心だった。
まっちゃん
間接税である消費税は、一般的に平等な税というイメージがついているけど、例えば仕事をしていない(できない)子供や高齢者にも同じ税率でかかるから、平等といえるのか考えてみると、理解に一歩前進できるよ。
財政法で赤字国債の禁止
- 戦前は赤字国債を増やして景気を回復させようとしていて(ケインズ理論)、収益が増えたらすぐ返済する構図にしていたが、実際の使い道は軍事費だったため、財政が厳しくなり止めようとした。しかし、軍部が反発し、二・二六事件(中心人物の高橋是清が暗殺)が起きた。
まっちゃん
二・二六事件のような歴史的事件が起こるほど、赤字国債にはパワーと副作用があるということなのかな。
戦後の流れ
- 1965年 オリンピック不況(オリンピック翌年)、特例で赤字国債が発行される。
- 1973年 オイルショックにより、2度目の発行
- 1977年 一般消費税を提言
- 1978年 大平正芳が消費税を閣議決定(国民の大反発で廃案)
- 1986年 中曽根康弘「導入しない」と提言
- 1987年 売上税という名称で法案提出(これも大反発で廃案)
- 竹下登 「3%」、「※売り上げ3000万以下は免除」、「増収は福祉財源」
- ※「※売り上げ3000万以下の企業は消費税をそのまま利益にできる「益税」となる
- 1988年 消費税法案成立
- 1994年 村山富市 消費税「3%→5%」、赤字国債連続発行開始
- 1997年 小渕敬三 バブル崩壊を理由に赤字国債を前年度の2倍発行、「世界一の借金大国」
- 2009年 鳩山由紀夫 「消費税を4年間あげない」
- 2010年 菅直人 「10%にあげる」ことを提言
- 2011年 野田義彦 「5%→8%→10%」と段階的にあげることを提言、その後、安倍晋三により2回延期になる。
- 2019年 安倍晋三 軽減税率を導入、生活必需品は8%、その他は10%
まっちゃん
税金の中でも消費税は各時代の選挙に大きく影響したんだ。
どれだけうまく説明できるか、どれだけ多くの国民を勘違いさせるかが、導入・増税のポイントだったんだ。益税も国民を勘違いさせて消費税を導入するための手段の一つだったんだ。
1000兆円の借金
- 日本は世界一の対外純資産保有国
- 借金の45%は日本銀行からの借り入れ(借金に計上されない)
- 残りは金融機関(国民の預金)から借り入れている。
- 自民党は認めていないが…
- 増収分は社会保障に当てる→2割しか使われていない
- 消費税をあげた分、法人税が下がっている。
☆消費税は一般財源にあてられ、所得税や法人税と同じ扱いになっているため、本当に社会保障に使われているのか確認のしようがない。
- IMF(国際通貨基金)が※PB目標を設定している。(IMFのナンバー2は財務省から天下りした日本人)
※PB(プライマリーバランス)目標:支出を減らし、増税して財政健全化を目指すこと
- 欧米は消費税は高いがインフレ、日本は消費税は低いがデフレ
まっちゃん
消費税は生活に直結することで、たくさんの理論があって、たくさんの議論もされているから、積極的に知識を深めていくことが大事だね。
まっちゃん
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今日の勉強は以上だよ。もっと詳しく知りたい人は本やYouTubeなども活用してみよう。
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これからも一緒に勉強していきましょう。
ご愛読ありがとうございました!